障害と練習量(能力向上)のバランス
運動機能や骨格がまだ未完成である子どものうちは、無理な体の使い方や酷使することで将来に大変悪影響を及ぼすことにもなります。基本的に成長期の子どもには年齢に応じた
発達プログラムがあり、まだ大人同様の強化に耐えられるだけの身体に成長していないことを認識する必要があります。よくスポーツにはケガは付き物だといわれますが、ケガにもスポーツ外傷とスポーツ障害とがあり、捻挫や打撲などの外傷は1度の外力による刺激で発生するが、野球肘などのスポーツ障害はほとんどが同じ動作の繰り返しからくるもので、やりすぎというものです。(フォーム異常もあるが)この野球肘などの発生後はほとんどの場合1ヶ月以上の投球禁止になりひどい場合は1年でも治らないといった場合もあり、後遺症も残ってしまいます。(バッティング禁止も有りうる)
一方で成長期はゴールデンエイジともよばれる技術習得が格段と伸びる時期と重なり、また野球は大変複雑な動作がいくつもあり(投・打・守・走・頭=判断)、且つ物をうまく操る能力なども必要となり自然と練習量が増えることが考えられます。
しかし身体未発達な子どもにこれら全てを詰め込みすぎることは非常に危険になります。
指導者・大人(保護者)は子どもの身体は壊れやすいものと考えたうえ予防やケアをしっかりと先ず行い、そしてバランス良く強化(教育)することが重要なのです。また定期的に身体のコンディションチェックを行い無理がかかっていないか身体点検することで早期発見・対応ができ大きな障害への防止に役立ちます。野球に攻撃と守備があるように、人間の身体も強化(攻撃)とケア(守備)があることを覚えてください。